
本物のカシミヤを求めて、内モンゴル自治区へ
今から40年ぐらい前のことです。高級なウール毛布にはカシミヤが混ざっていました。曰く「カシミヤ20%ウール80%」から「カシミヤ50%ウール50%」までさまざまですが、当時の販売価格は10,000~15,000円ぐらいでした。
今から思えば、おおよそカシミヤとは言い難い風合いのものを、堂々と販売していたのです。今から思えば、恥ずかしくて穴に入りたいぐらいです。当時はそのようなものが一般的でした。
30年ぐらい前からドイツの展示会に行くようになり、イタリアのメーカーのカシミヤ毛布などを輸入するようになりました。そこで、日本のカシミヤやウール毛布は経糸に綿糸が使われているものがほとんどであることを知らされます。
本物のカシミヤ毛布は、なんともいえない柔らかく温かい手触りだったのです。
その後、ユニクロがカシミヤセーターを安く販売するようになって、カシミヤも手に届くような価格になりましたが、実際のところ、原材料によってどう違うのか、まだまだよく判りません。
カシミヤの生産現場を訪ねて、内モンゴル自治区呼和浩特市(フフホト市)の工場を訪ねました。内モンゴル自治区の首都だそうです。
内モンゴルと外モンゴルはどう違う?
通常モンゴルといえば、モンゴル人民共和国のイメージです。こちらは外モンゴルといわれ、南側にある中国の自治区が内モンゴルです。内モンゴルの方が、生産規模が多く、品種改良もなされているので、上質なカシミヤといえば内モンゴルが中心です。
かつてのNHKのTV番組「シルクロード」のイメージとはほど遠い、人口300万人という大都市なのが呼和浩特市。カシミヤ工場はそこにあります。北京から乗り継ぎます。
オリジナルカシミヤ毛布を作ってもらった工場へ
訪れたのは7月末。本当はカシミヤ農場で刈り取りを見たかったのですが、それだと4月ぐらいだそうでちょっと残念です。

集められたカシミヤ原料は、綿と同じようにカーディングされて粗紡糸になり、そこから紡績されて糸になります。











